HOT!キミラノのイチオシ!
-
私が望んでいることはただ一つ、『楽しさ』だ。
-
レオン第30回電撃小説大賞《大賞》受賞作! 相棒は最強の魔女——
貴族階級が独占していた魔術が大衆化するとともに犯罪率が急増した皇国内。対策として設置された魔術犯罪捜査局に勤務するローグは、魔術相手に素手で立ち向かう腕っぷしの強い捜査官なんだ。敵の返り血を大量に浴びることから「血塗れのローグ」なんて呼ばれるんだよ。
ある時彼は、聞いたこともない第六分署への配属を命じられる。存在自体が秘匿されたそこには、かつて皇国に災いをもたらした魔女たちが収容されていたんだ。ローグはそこで彼女たちと共に魔術事件を捜査することになるんだけど、彼の相棒を買って出たのが〈人形鬼〉ミゼリア。精神干渉系魔術を得意とする彼女によって前任者は自殺に追いやられたなんて聞かされたら、流石に背筋が凍るよね…。
魔女たちは特殊な首輪によって力を制限されてはいるものの、本気になればたった一人で大量の人間を一度に殺せるほど強力な力の持ち主なんだ。味方にすれば強力だけど、その気になればいつでも人を殺せるってわけ。それでも事件解決には魔女の力が不可欠だからって、彼女たちと向き合いながら事件を解決しようとするんだよ。その正義感あふれる姿はまさに捜査官の鑑! 死の恐怖にも負けない彼の強さに胸が熱くなるよ!
-
-
ただ婚約者を探すはずが――私最推しな騎士の溺愛沼に捕まってしまいました
-
エムリスハンカチをキッカケにワンコ系男子から猛アタック☆
内気な伯爵令嬢・ミリエッタは、気になる男性に『出会いのハンカチ』を渡すという夜会に参加することに。しかし乗り気でなかった彼女は、小さな怪我をした男性にハンカチを手渡します。「適当」と言わざるを得ない渡し方ですが、後日なんとその男性が婚約を申し込みに訪れるのですよ!
彼の正体は、公爵家の次男・ジェイド。実は彼、ずっと彼女を想っていたのです。人のために勉強をし、緊張しつつダンスに励む彼女の一生懸命な姿を見て、すっかり惚れ込んだそう。自分を変えたいと猛特訓して騎士にもなったのですから、まさに愛の力! 常に彼女にバレぬよう尾行もとい護衛をして、不審者を転がすのもご愛敬です☆
全力な彼は大きな花束を彼女に渡し、デートでは人気のスイーツ店を買い上げるほど! 彼女の好み調査も欠かさず、事前に恋愛小説を読み込むのですからまさに主人を慕う子犬のような健気さです! しかし笑顔で彼女を抱き上げ「好きになってくれた?」なのですから「待て」はできないようですねぇ。
彼女も次第に彼に惹かれていき、デートでも自然な笑顔を見せるように。執着ワンコ系騎士に絆されていく内気令嬢は、なんだかんだで幸福そうで見守りたくなること間違いなしですよ。
-
契約精霊を呼び出して共に戦う「精霊師」。ロークはその育成学院に通っているんス。彼はそこで一度も自分の契約精霊を出すことなく、学年次席に上り詰めた実力者なんスよ! さすが能ある鷹は爪を隠すんスね~なんて思っていたら。
ロークはただ単に、自分のまえに「契約精霊が現れなかっただけ」だったんス! その事実がバレたら、退学待ったなし! これだけでもヒヤヒヤなのに、周囲から「あいつはまだ真の実力を隠している」と盛大な逆勘違いをされちゃったんスよ。事実を隠すほど噂が大きくなって、余計言い出しづらい状況になっていくッス!
だけど磨き上げた剣術と体術を駆使し、その場限りの仮契約をした微精霊を駆使する戦闘技術はハッタリじゃないッスよ! 火属性の攻撃に氷の刃を向けて相殺し、水蒸気で視界を相手の奪うなんていう策士っぷりにもシビレちゃったッスね!
誰にも負けない霊力量ももちろん、独力で戦えるだけの剣術と本から得た知識で他の精霊師との能力差をカバーするローク。どんな状況でも自分の力のみで勝利をもぎ取る彼は、正真正銘最強の精霊師ッス! 勘違いが絡み合う物語は、真相を知っている側からしたらニヤニヤが止まらないッスよ!