HOT!キミラノのイチオシ!
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元天才小説家の少年と“編集者”の少女が紡ぐ、感動必至の青春小説決定版――!
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綾乃編集者を夢見る琴葉さんの一生懸命さが眩しくて、まさに青春!
将来どうしても編集者になりたい琴葉ちゃん。これぞ自分が担当すべき作家だと惚れ込んだ悠人くんの部屋に「小説を書いて!」って押しかけるんだ。食生活が心配だからと手作りのお弁当で胃袋を掴もうとしたり、あの手この手で説得するの。
だけど悠人くんはある理由があって、小説が書けないんだ…。「作家にここの橋から飛び降りるシーンが書きたいから実際に飛び降りてみてくれって言われたらどうする?」という無茶苦茶な問いかけをする悠人くん。でも、琴葉ちゃんは即座に欄干に足をかけて飛び降りちゃうんだよ! こんなこと、いくら編集者になりたいからって普通の覚悟じゃできないよね? どこまでもひたむきな琴葉ちゃんは見ていて危なっかしいけど、同時にとっても応援したくなっちゃうの!
命を懸けてでもいい作品を作りたい。その夢に向かって行動し続ける琴葉ちゃんの真っ直ぐさが、すごくまぶしいんだよ。それに応えるみたいに、筆を折ったはずの悠人くんも再び物語を紡ぎ始めるの。
こんな風に一つのことに向かって打ち込む人達って素敵だよね。琴葉ちゃんの想いが次第に悠人くんを変えていくのを見ていると「熱い青春だなあ」って、爽やかな気持ちになっちゃった!
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完璧公子からまさかの求婚?ただの悪女(引きこもり)には荷が重すぎます!
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宙研究命!申し込まれた結婚を断るために「本物の悪女」を目指すけど…
魔道具研究が生きがいの令嬢、パレンティアは寝る間も惜しんで研究に没頭する日々を送っていたんだ。貴族のレールから逃れて研究に生涯を捧げるために、家族に頼んで「悪役令嬢」のような悪い噂を社交界に流してもらうほどにね。でも、そんな彼女の元になぜか『完璧公子』ラウルから結婚の申し込みが届くんだよ!
どうにかして断ろうと、彼女は大胆にも悪役令嬢の「噂」を本当にしちゃおうと画策するんだ。用意してもらった華美なドレスに宝飾品を身につけ、小説を参考にした高慢なセリフを覚えて、いざ社交界へ!
男性を手玉に取るような彼女の言動は一見、完璧な悪役令嬢に見えるんだけど…。有名ブランドの店名は間違えちゃうし、ついにはレアな「魔道具展」のチケットをちらつかされたら、思わずデートの約束を了承しちゃった。魔道具を好きな気持ちがついついあふれ出ちゃう彼女のうっかりさは、笑っちゃうほど愛しいんだ!
彼女が人の良さをもらしそうになるたびに公子も肩を震わせてるし、やっぱり演技だってばれちゃってるんじゃないかなあ? それでも、公子にどうしても悪役令嬢と思わせたい彼女の奮闘が果たして実るのかなって、わくわくしながら楽しめる一冊だよ!
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城塞都市バルディウムには、ある日突然魔法のような能力に目覚める異能者《アンロウ》が潜んでいる。アンロウたちが起こす怪事件は、物理法則を軽々と無視するようなものばかりだから、それを専門に処理する組織が存在するんだ。その一員であるエージェントの少年ノーマンは、アンロウである4人の美しき女性たち――コードネーム『涙花』『魔犬』『宝石』『妖精』と共に事件に挑んでいくんだよ。
だけど問題が一つ。彼女たちは強力な異能を持っているけど、事件の解決にはまるで興味がない。感情がそのまま力の強さになる異能を使いこなすためには、ノーマンが彼女たちの欲望を満たす必要があるんだ。「アレが食べたい」と言われたら捜査中でも1時間かけて食事に行くし、彼女の気分次第でいきなりキスをされても受け入れなきゃいけない。犯人を捕まえるためとはいえ、なかなか骨が折れそうだね……。
でも、ひと癖もふた癖もあるヒロイン達が最大限に力を発揮できるように立ち回るノーマンの手腕はさすがなんだ! 事件を解決するために最適な能力を使えるよう、彼女たちをうまく導いて支える様はまさに名探偵の助手。影の功労者って感じでカッコいいのさ!