HOT!キミラノのイチオシ!
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契約精霊を出さないんじゃなくて、いないんだよっ!――この精霊師、それでも強すぎる!?
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ディアナ本当のことがバレたら退学!? 剣術・体術・知識を総動員で全力勝負ッス!
契約精霊を呼び出して共に戦う「精霊師」。ロークはその育成学院に通っているんス。彼はそこで一度も自分の契約精霊を出すことなく、学年次席に上り詰めた実力者なんスよ! さすが能ある鷹は爪を隠すんスね~なんて思っていたら。
ロークはただ単に、自分のまえに「契約精霊が現れなかっただけ」だったんス! その事実がバレたら、退学待ったなし! これだけでもヒヤヒヤなのに、周囲から「あいつはまだ真の実力を隠している」と盛大な逆勘違いをされちゃったんスよ。事実を隠すほど噂が大きくなって、余計言い出しづらい状況になっていくッス!
だけど磨き上げた剣術と体術を駆使し、その場限りの仮契約をした微精霊を駆使する戦闘技術はハッタリじゃないッスよ! 火属性の攻撃に氷の刃を向けて相殺し、水蒸気で視界を相手の奪うなんていう策士っぷりにもシビレちゃったッスね!
誰にも負けない霊力量ももちろん、独力で戦えるだけの剣術と本から得た知識で他の精霊師との能力差をカバーするローク。どんな状況でも自分の力のみで勝利をもぎ取る彼は、正真正銘最強の精霊師ッス! 勘違いが絡み合う物語は、真相を知っている側からしたらニヤニヤが止まらないッスよ!
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放課後、部室で密かに行われるのは……打ち切り漫画批評!?
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綾乃漫画を愛する二人の他愛もない軽快な掛け合いが心地いいよ
小鳥ちゃんは、漫画が大好きな女子高生。放課後、漫画部に来ては部長の月見くんと漫画の話で盛り上がっているの。でも彼女の漫画の趣味はちょっと変わってて…。
小鳥ちゃんは人気漫画には全然興味ないんだ。彼女がいつも愛読している漫画はどれも、打ち切られそうな漫画ばかり。月見くんは悪趣味って言うけれど、小鳥ちゃん曰く「打ち切られるか、継続かの境目で戦っている漫画が好き」なんだって!
このお話は漫画業界をいろんな方向から掘り下げていくから、そういう視点でもとても面白いんだ。打ち切り漫画が時を経て復活するのを「死んだ人は生き返らない」みたいな独自の見解で語る小鳥ちゃんに「大人の事情があるんだよ」と現実的にツッコむ月見くん。ふたりの掛け合いは、テンポよくてずっと笑って読んでいられるの!
どんな漫画も作者が苦しんで生みだした作品。それ故に、あっさり打ち切られることに納得いかない小鳥ちゃんの熱い思いは共感できたなぁ。面白くないと切り捨てるのは簡単だけど、そこに「打ち切られないように頑張る姿を応援する」という寄り添い方を見出す小鳥ちゃんはすごいね。漫画の楽しみ方の可能性をたくさん教えてもらったよ!
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内気な伯爵令嬢・ミリエッタは、気になる男性に『出会いのハンカチ』を渡すという夜会に参加することに。しかし乗り気でなかった彼女は、小さな怪我をした男性にハンカチを手渡します。「適当」と言わざるを得ない渡し方ですが、後日なんとその男性が婚約を申し込みに訪れるのですよ!
彼の正体は、公爵家の次男・ジェイド。実は彼、ずっと彼女を想っていたのです。人のために勉強をし、緊張しつつダンスに励む彼女の一生懸命な姿を見て、すっかり惚れ込んだそう。自分を変えたいと猛特訓して騎士にもなったのですから、まさに愛の力! 常に彼女にバレぬよう尾行もとい護衛をして、不審者を転がすのもご愛敬です☆
全力な彼は大きな花束を彼女に渡し、デートでは人気のスイーツ店を買い上げるほど! 彼女の好み調査も欠かさず、事前に恋愛小説を読み込むのですからまさに主人を慕う子犬のような健気さです! しかし笑顔で彼女を抱き上げ「好きになってくれた?」なのですから「待て」はできないようですねぇ。
彼女も次第に彼に惹かれていき、デートでも自然な笑顔を見せるように。執着ワンコ系騎士に絆されていく内気令嬢は、なんだかんだで幸福そうで見守りたくなること間違いなしですよ。